「いちごを食べるときのためにつくられたスプーン」。
嗜好が細分化されて、ニッチなニーズに応えるサービスが
たくさん登場するいまとなっても、
相当エッジの立った商品だなあと思います。
厳密には、いちごを「つぶす」ためのスプーン。
1960年代以降、
アメリカから輸入されたいちごは酸っぱいものが多かったため、
いちごをつぶし、砂糖や牛乳を混ぜて食べることが流行。
その潮流を受けて生み出された商品だったようです。
画像出典: Bnet 業務用総合卸売市場
これ、最初に家の引き出しでみたときは疑問符だらけでした。
「いちごをつぶす」という発想自体がなかったため、
「このブツブツはなんだろう」「平たい」「妙に小さい」など、
得体の知れない存在だったのです。
結局、その本来の使い方でいちごをたべたことはなかったなあ。
1980年代には、もういちごも甘くなっていたのでしょうか。
デザートとして出ても、
練乳などをかけてそのまま食べることがほとんどだったように思います。
ちゃんと販売中ですよ。
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一度だけ、「普通のスプーン」で
つぶしてみようと試みたことがあります。
しかしながら、
じっさい普通のスプーンでつぶそうとすると、
ツルツルすべって上手くできない。
やっぱり、いちごをつぶすにはこのスプーンしかない。
……しかないわけでもないか。