個人的な思い出で恐縮ですが、
小学校の頃、泳げませんでした。
いまでこそお金をわざわざ払ってまで
ジムで泳いでいますが、
当時、水泳の時間は恐怖そのもの。
夏が来るたびに「体育」の文字がゆううつで、
うんざりとしていたことを覚えています。
画像出典: Middle Edge(ミドルエッジ)
そんなプールの時間、最初におとずれるのがこの「腰洗い槽」。
こんな呼び方をしていた記憶はないですが、
消毒をおこなうこの過程がとにかく冷たかったことを覚えています。
周囲の友だちはなんとなく楽しそうなのですが、
自分はうんざりした気分も入り交じり、
まるで罰ゲームでも受けているような顔で腰を浸けていました。
ちなみにこの腰洗い槽、
実は設置などは各学校の判断に任されていたらしく、
しかもその効果もかなり怪しいもののよう。
インターネットの普及と共にこうした検証結果などが
広く共有されるに従って、
当たり前ですがその姿を消していったようです。
いまでも半分くらいの学校にはあるようですが、
きっとあの日の自分のように
ゆううつな気分で腰をつけている子もいるんだろうな、
となんとなくノスタルジックに想います。