青信号でもご用心!

たしか、小学校5、6年生の頃。

いつもの団地。その中央部にある公園、
そこに置かれた“箱ブランコ”に、腰掛けていました。

僕らは3人でいて、箱ブランコの正面に、まず1人。
もう1人は、団地の1階に含まれている駄菓子屋へ、
買い出しに走っていました。

そんな彼が笑顔で買ってきたのが、これ。

画像出典: DINING EXPRESS|青信号でもご用心!

球体のガムが3つ入っており、
そのどれかが「辛い」という、ゲーム型のこの駄菓子。

「やろうぜ、やろうぜ」とはしゃぐ彼を尻目に、
僕はどこか冷めた気持ちでいました。

というのも、以前同じ明治から発売されている
「すっぱいレモンにご用心!」でハズレを引いたのですが、
大して酸っぱくもなく、
選ぶさいのドキドキに比べるとずいぶん期待はずれだったのです。

そんな思いのまま、適当に一つを手に取り、
ぱくっと一口。

もう、これが、泣くんじゃないかってくらい辛かった。

ハズレを引いたことよりも、
大人がつくってちゃんと発売されているものなのに、
こんなふざけたバランスであることがショックなほど。

悶絶というか、絶句。
なんなら唖然とした記憶があります。

まあ、とにかく辛い。
ハズレはわさび味なのですが、
わさびの色したジョロキアかってぐらい刺激的なのです。

当然、子どもの僕はそのまま植木にダッシュ。
ベローっと口から出して、
ゲラゲラ笑う友だちへお前らも一度たべてみろと怒ったのでした。

そんな思い出の「青信号でもご用心!」。
明治のサイトを見ると、あれ、もう発売されてない?

画像出典: すっぱいガムシリーズ|明治チューインガム株式会社

当時のトラウマを蘇らせてみようと、
大人になってから店頭で見かけた際に、
数回買った記憶があります。

ところが、当時ほど辛くない……。

自分の舌が辛味に慣れてしまったからなのか、
あるいは「辛すぎる!」というクレームが入ったからなのかは、
もちろん知るよしもありません。

ちなみに、当たりのメロンガムは普通においしいですよ。