キョンシーのお札

小学校を過ごしたのは、関西地方のとある街。
それまでは東海地方に住んでいて、
関西に馴染みはまったくありませんでした。

まわりは地元の子ばかり。
関西弁でなんだか怖いし、
なにより友だちが一人もいない。

なんだかなあと寂しい思いをしていたら、
ふと自分の方にキョンシーの真似をしながら、
近づいてくる男の子が一人。

「どこ住んでるん?」と訪ねてきてくれた彼、
アンドウ君をきっかけに、
僕の関西生活は始まったのでした。

そんな思い出のキョンシー。そのお札。

画像出典: キョンシー : わたしんち

キョンシーというか、
僕らが見ていたのは『幽幻道士 キョンシーズ』
1980年代につくられた台湾映画で、
そもそもは『霊幻道士』という台湾映画があり、
そこから派生する形で生まれた作品のようです。

言わずもがな、当時の男の子たちは、
ヒロインである「テンテン」に夢中。
「金おじいさん」や「チビクロ」、
「スイカ頭」や「デッパ」など、
いま思うとなかなかの呼称を付けられた
キャラクターたちが活躍していましたが、
何よりやっぱり「テンテンかわいい」でした。
吹き替えの声もかわいかったんですよね。

で、お札。
キョンシー自体は、明代の中国から
文学作品などに登場していたようで、
お札(符)はその動きを封じるものとして、
映画内に登場していました。
そうそう、こんな感じ。

画像出典: 不気味でおかしな中国の妖怪?キョンシーを覚えてますか? – Middle Edge(ミドルエッジ)

よく読むと、「随身保命」のような文字が。
アンドウ君のおかげで友だちもでき、
よく見よう見まねでお札を作り、
キョンシーごっこをしたものでした

動画もありました。
そうそう、テンテンってこんな顔だった。

「息を止めるとバレない」とか、
「噛まれると同種になる」とか、
いわゆるパニックものらしい、
分かりやすいルールが面白かった理由かも。

スイカ頭が爆発するシーンの衝撃は、
いまでも覚えています。
子どもながら、少し呆然とした記憶が