ゴーストバスターズ(FC)

映画「ゴーストバスターズ」が上映されたのは、1984年。
1986年には2が、2016年にはリブート版が、
さらに2020年にも新作が上映されるこの映画は、
歴代7位の興行収入(当時)を記録。
ライトに照らされてマンハッタンをゆく「マシュマロマン」のビジュアルは、
ストーリーを知らずとも印象的なものでした。

そんなよくできた映画から、なぜこれが生まれた。

画像出典: (怒りの以下略): 「りり」   ファミコン国内移植版『ゴーストバスターズ』発売30周年

画像出典: クソゲー注意報! 歴代クソゲー博物館 : ゴーストバスターズ

公開同年にアメリカで「パソコン用ゲーム」として
発売されたものを移植したらしい。

本国の雰囲気をそのまま、
ファミコン版としてパッケージングした本作は、
アクションやレースなど多彩なジャンルを織り交ぜた……

って、そう言えばいい感じに聞こえるかもしれませんが、
正直、わけわかんなかったですね。わけが、わかんなかったです。

まずですね、何をしたらいいのかわからない。

ゲームが始まると地図があらわれる。
その中央下部にゴーストバスターズのロゴマークがいて、
周囲からゴーストらしきオレンジの物体が近付いてくる。
どうやらそのロゴマークがプレイヤーなのですが、
オレンジからは、逃げるのか戦うのかも、わかりません。

で、建物の役割がわからない。

地図内には複数のビルが建っていて、
どうやら入ることができそうなのですが、
それぞれの表記は
「SHOP」(なるほどお店か)
「GS」(ガソリンスタンドかな)
「ZUUL」(ズール……)
「GBHQ」(……)
と、とにかくわからない。

当時、小学生の自分には何かしようにも取っ掛かりがなく、
ただただ迫りくるオレンジの何かから逃げようと必死でした。
不気味なんですよ、あのオレンジのやつら。なんか笑ってるし。

で、建物に入ると、突如レースゲームになる。

画像出典: クソゲー注意報! 歴代クソゲー博物館 : ゴーストバスターズ

ちなみに、いずれの建物に入っても、レースゲームになる。
SHOPでもなるし、GSでもなる。
GBHQでもなったのでしょうか。
たぶんなったんだろうな、覚えてないけど。

僕はこのあたりで、挫折しました。
レースを何度かやって、諦めた気がする。

そのため直接見れてはいないのですが、
「ZUUL」はどうやらボス戦へ向かうための入り口だそう。

延々と階段を登り、
20数階先の屋上へたどり着くことが目的らしいですが、
「Aボタン1回=1歩」という鬼のような仕様のおかげで、
それはまさに拷問。やっと登りきると、
屋上には狛犬を連れたウルトラマンの亜種みたいなボスがいます。

プレイ動画を上げてくださっている方がいらっしゃいました。
本当にすごい!

ちなみにこのゲーム、
クリアするとどうなるか知っていますか?

クリアするとですね、30秒ほど暗転した後に、

画像出典: (怒りの以下略): 「りり」   ファミコン国内移植版『ゴーストバスターズ』発売30周年

「りり」と出ます。
本当にそれだけ。なにもない。りり。逆に深い。
生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え、みたいな。

最初から最後まで、とことんわけがわからなかった一本。
そして、あんなに泣かされたこのゲームソフトに対して、
いまとなってはなぜか愛着すら感じてしまっている自分のきもちも、
やっぱりわけがわからないのです。