天大中小

wikipediaによると、「がんばこ」。
僕の地元である関西地方では、「さかてん」。
またの名を「元大中小」「大学おとし」「ドッジピンポン」など。

その正体は、
「正方形の4面に一人ずつ立ってワンバウンドさせる遊び」。
まれに3人でやることもありましたよね。

画像出典: 子供の体力向上ホームページ

「さかてん」と呼んではいましたが、
確かにフィールド上のヒエラルキーは
「天>大>中>小」と区切られていました。
卓球とサッカーを組み合わせたようなルールですすむこのゲームは、
ボールを必ず自陣に一度バウンドさせ、
さらに相手の陣内でもう一度バウンドさせることが基本。
このルールに沿ってボールを返しあい、
返せなくなったプレイヤーは順位がひとつ下がる、
といった具合だったと記憶しています。

ただし、その呼び方と同じく地方ごとに
さまざまなローカルルールがあるようで、
たとえば僕の地元では「手は使用禁止」。
サッカーと同じように腰から下、
またはヘディングのみOKという決まりでした。
wikipediaを見ると、一般的に「拳はOK」のようですね。

また、こちらもローカルルールである「ドボン」も、
地元には存在していました。
呼称「さかてん」と同様「ドボン」も地方色の一つらしいので、
関西ならではの“ノリ”のようなものなのでしょうか。
そう言われれば「ドボン」って語感は、関西っぽい気がしないでもない。

紹介動画もありました。
こういうものを見ると、
なるほどその遊び自体はメジャーだったんだなと実感します。

ちょっと運動神経のいいやつになると、
隣の陣地にボールが入った後、
ボールを“踏みつける”ようにして足の裏で抑え込む、
なんて裏ワザをすることもありました。

当然、相手はボールを返せるわけもなく、
踏みつけたそいつはランクアップしていくのですが、
「天」まで繰り上がったそいつが、
いかにも強引な感のあるその技をいまだに繰り返すと、
だんだん「もういいよ」という雰囲気になることも。

「自分の能力を過信したパワープレイが
次第にまわりの評価を落としていく」という、
いま思うとなんだか人間関係むき出しだったなと振り返る、
小学校時代の夕暮れです。